2016.12.2
特に朝と夜は、寒さが身に染みる季節になってきました。
そんなこともあり、外に出ることが億劫になる季節でもあります。
そんな中、本日は各施設に、実績周りにいってきました。
今回訪問したある施設での件ですが、この女性を担当しているケアマネさんに、現状を報告した時、ケアマネさんが「こんなことができるようになってたんですね!?」と驚かれていました。
この女性が、さんごのおうち機能訓練型デイサービスを利用され、初めての評価時の状態は、①移動時、杖やシルバーカーが離せない状態で、ひざの疼痛はひどい状態、②歩くことが億劫などの状態、③疼痛の為に、立った状態で行う家事などの遂行が困難などのでした。その時、ご本人は、外出には多くのバリアがあり、活動量もかなり低下している状態でした。
その後、大きな改善が見られ、この女性の担当ケアマネさんは、以前にも、杖なし歩行ができるようになったことや、家事ができるようになったことに喜ばれていましたが、多くの利用者を抱えるケアマネさんにとっては、機能や能力が改善しても、生活が具体的にどういう風になっているのかを把握しにくいという現状にあるようです。
今回、実績の報告にお伺いした時に、この写真をお見せしたところ、「かごを持って、楽々と買い物してるじゃないですか!?」などとおどろいていました。
実際に私どもも、トレーニングなどで、心身の改善が見られたとしても、実際の生活の場で、得た(または「改善した」)機能・能力が生活の中で活用されているかが分かりにくいという現状があります。
そして、このような活動を通して初めて、分かることも多くあります。
「機能改善」はもちろん大切に感じています。しかし、さんごのおうちでは、それを能力としてどう活かすか、また、さらにどうやって活動(社会参加など)に結びつけるかを重要視しており、「その方の生活の豊かさを追求すること」こそ、当施設でのもっとも重要な関わりと認識しています。
今後もこのような活動を増やし、利用者様が生きがいを持った、よりよい生活が送れるようお手伝いしたいと考えています。
最後まで読んでいただいてありがとうございます。