こんにちは。機能訓練士の高橋応文(たかはしまさふみ)です。
当施設で利用者様にセルフケアとして行っていただいているコンディショニング方法を以前より紹介していますが、今回で7回目となります。
今回ご紹介させて頂くことは
N0.7 「指はじき」です。2017.7.6
普段の生活では、手指は握る方向へはよく使いますが、反る方向へはあまり使われないことが多いです。
手指に限らずですが、基本的に普段あまり使われない関節は固くなるのです。
前回の投稿でお伝えしたように、指先から経絡(東洋医学的観点)が顔面から胸の方にかけてつながっていることから、肩の痛みやコリ、首の動きやすさを作る前提としても手や指のコンディショニングは効果が期待できます。
手指などの経絡上のポイントに滞り(可動域低下もその一つ)があれば、その先の肩や首に影響を及ぼす場合があるのです。
過度な使用や偏った使い方をしていると特定の指や手首が硬くなるので、どこに負担がかかっているか確認するようにチェックしながら実施するとより効果的です。
≪方法≫
①指を一本一本反らして曲げます。
②反らした後ではじくようにするとより効果的です。
③一本につき2,3回ずつ実施しましょう。
☆ポイント☆
指の硬さを一本一本確認しながら、硬い指は回数を多く実施します。痛みが強くない範囲で実施するとより効果的です。
ほぐされている方ではなく、ほぐしている方の手は最小限の力で実施するようにし、肩や首に余計な力が入っていないように留意しましょう。
以下は利用者様の実際の動画です。
次回は、
「中手骨ほぐし①」をご紹介したいと思います。