こんにちは。機能訓練士の高橋応文(たかはしまさふみ)です。
当施設で利用者様にセルフケアとして行っていただいているコンディショニング方法を以前より紹介していますが、今回で11回目となります。
今回ご紹介させて頂くことは
N0.11 「二の腕ほぐし」です。2017.8.4
上腕の筋のコンディショニングは主に肘への負担を軽減し繰り返しのストレスにより肘の痛みを予防するためにも非常に重要です。
また、当然ですが肘の可動域改善にも重要なものになります。
単にストレッチするだけでなく、硬い方向や部位、しこりのような硬さがあればその範囲や硬さなどを日々チェックすることが大事です。
≪方法≫
①肘のやや上を膝に乗せるように腕を脱力します。
②下腿筋肉を膝を使って直接ほぐすように硬さを改善していきます。
③最初は乗せるだけで一か所20~30秒程度に留めます。
④あてる場所を変えながら二の腕全体の筋肉のしこりをとっていきます。
≪ポイント≫
手のひらの向きを内向きや下向きにすることでより細かく二の腕の硬さを改善することが出来ます。
まずは比較的硬さの少なく痛みの少ない部位から実施していきましょう。
以下利用者様の写真です。
ご覧のとおり、大幅な可動域改善が見られました。
実施時間は2~3分程度です。
壁にもたれながらやると、高齢の方でも安全に楽に行うことが出来ます。
~実施前~
~実施後~