2016.12.6
ある利用者の方が、提供してくださった編み物をみなさんで作ってみました。
上にあるリング状の物が、今回作ってみた作品です。
籐細工のように編み込んで仕上げます。
ちなみに、私たちスタッフは、その作り方もなにも知らないので、その利用者の方の指導を聞いていただけで、なにもしてません…(笑)。
指導を含め、調節・修正など様々な工程を、一人で行っていました。
一見、何週間もかかって作成した大作にも見えますが、なれれば、1時間程度で、上の写真のようなものが出来上がるそうです。
指導していただいた、利用者さまは、片手で編んだそうです。
すごいです!!
この方のように、興味のあることには、すぐにチャレンジするということが大変すばらしいと感じます。
そして、この課題を通じて、「和」が出来ていくところをみていて、なんとも言えない暖かい気持ちになりました。
まだ、完成はされていませんが、完成した際には、またアップしたいと思います。
近年、「デイサービス」は、さまざまな形のサービスが展開されているような印象を受けます。
当施設もそうですが、「機能訓練型デイサービス」として位置づけし、名の通り機能訓練を重視した施設といえます。
そのため、当施設も、「提供する」という行為が多くなってきたかも知れません。
今回の出来事で、「無意識のうちに、提供することばかりを意識してしまっていたのでは…。」と思うようになりました。
本来、提供することは重要ですが、さんごのおうちのスタイルとしては、利用者さまを誘導する意味合いよりも、「けん引するというニュアンスがさんごのおうちに合ってるな」と感じます。
すこし、くさい言い方ではありますが、利用者様と、スタッフが協同してつくる、利用者さま主体の空間を提供していけたらいいなとと感じました。
<詳細>
手順は、簡単ですが、「折り曲げすぎないこと」、「順番を間違えないこと」など、きれいに仕上げるためにはいくつかのルールがあるようです。
用意するものは、①親指くらいの太さで1m位のテープ(※1種類でも可能ですが、2種類がおすすめだそうです)②はさみ、③ボンド(※糊(のり)でも可)です。