中手骨ほぐし2

さんごのおうち機能訓練型デイサービスでのトレーニング・セルフケアのご紹介 No.9 「中手骨ほぐし②」

こんにちは。機能訓練士の高橋応文(たかはしまさふみ)です。

当施設で利用者様にセルフケアとして行っていただいているコンディショニング方法を以前より紹介していますが、今回で9回目となります。

今回ご紹介させて頂くことは

 

N0.9 「中手骨ほぐし②」です。2017.7.20

 

前回投稿でもお伝えしたように、本来指は掌の部分まで骨があります。

その間にはたくさんの筋肉があります。それら筋肉やその上にある皮膚などに制限があるとすると、「中手骨ほぐし①」で紹介した骨をバラバラに動かそうと思っても、難しい場合があります。

さらに経絡(東洋医学的観点)もこの間を通ります。そのような観点で言えば、それらの経絡は顔面から胸の方にかけてつながっていることから、このようなケアは肩の痛みやコリ、首の動きやすさを作る前提としても効果が期待できます。

 

≪方法≫

①指の付け根の背面にある骨と骨の間をマッサージするようにほぐします。

②骨と骨の間にある筋肉を丁寧にほぐすように実施します。

 

 

 

 

≪ポイント≫

皮膚のゆとりが出来るようにほぐすとより効果的です。

指先からつながる経絡がこの部分を通過しているため、ほぐしている部位だけでなく、腕や肩の方までリラックスして実施するとより効果的です。

 

以下は利用者様の実際の動画です。

 

 

 

次回は、

「手の皮膚はがし」をご紹介したいと思います。

 

中手骨ほぐし1

さんごのおうち機能訓練型デイサービスでのトレーニング・セルフケアのご紹介 No.8 「中手骨ほぐし①」

こんにちは。機能訓練士の高橋応文(たかはしまさふみ)です。

当施設で利用者様にセルフケアとして行っていただいているコンディショニング方法を以前より紹介していますが、今回で8回目となります。

今回ご紹介させて頂くことは

 

N0.8 「中手骨ほぐし①」です。2017.7.13

 

下の写真のように、手の指の骨は実際に見えている部分までではなく、掌の部分まで指の骨(中手骨)はあります。骨と骨の間には筋肉がたくさんあり、普段使わなかったりするとこういった細かなところも筋力が低下し、可動域が悪くなると言われています。指は本来、バラバラに動くべきところなのです。

 

 

 

 

方法≫

①2~4指の付け根にある中手骨を上下から挟みます。

バラバラに動かすように反対の手で骨をずらしていきます。

≪ポイント≫

指の根元からバラバラに動かすようにします。

 

 

 

 

以下は利用者様の実際の動画です。

 

 

 

 

次回は、

「中手骨ほぐし②」をご紹介したいと思います。

 

プレゼンテーション1

さんごのおうち機能訓練型デイサービスでのトレーニング・セルフケアのご紹介 No.7 「指はじき」

こんにちは。機能訓練士の高橋応文(たかはしまさふみ)です。

当施設で利用者様にセルフケアとして行っていただいているコンディショニング方法を以前より紹介していますが、今回で7回目となります。

今回ご紹介させて頂くことは

 

N0.7 「指はじき」です。2017.7.6

 

普段の生活では、手指は握る方向へはよく使いますが、反る方向へはあまり使われないことが多いです。

手指に限らずですが、基本的に普段あまり使われない関節は固くなるのです。

 

前回の投稿でお伝えしたように、指先から経絡(東洋医学的観点)が顔面から胸の方にかけてつながっていることから、肩の痛みやコリ、首の動きやすさを作る前提としても手や指のコンディショニングは効果が期待できます。

手指などの経絡上のポイントに滞り(可動域低下もその一つ)があれば、その先の肩や首に影響を及ぼす場合があるのです。

過度な使用や偏った使い方をしていると特定の指や手首が硬くなるので、どこに負担がかかっているか確認するようにチェックしながら実施するとより効果的です。

 

 

方法≫

①指を一本一本反らして曲げます

②反らした後ではじくようにするとより効果的です。

③一本につき2,3回ずつ実施しましょう。

 

 

 

 

 

ポイント☆ 

指の硬さを一本一本確認しながら、硬い指は回数を多く実施します。痛みが強くない範囲で実施するとより効果的です。

ほぐされている方ではなく、ほぐしている方の手は最小限の力で実施するようにし、肩や首に余計な力が入っていないように留意しましょう。

 

以下は利用者様の実際の動画です。

 

 

 

 

次回は、

「中手骨ほぐし①」をご紹介したいと思います。

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さんごのおうち機能訓練型デイサービスでのトレーニング・セルフケアのご紹介 No.6 「手の指ほぐし」

こんにちは。機能訓練士の高橋応文(たかはしまさふみ)です。

当施設で利用者様にセルフケアとして行っていただいているコンディショニング方法を以前より紹介していますが、今回で6回目となります。

今回ご紹介させて頂くことは

 

N0.6 「手の指ほぐし」です。2017.6.29

 

指先や手のひらにはたくさんの感覚受容器が備わっています。普段、あまり手の運動をされない人には感覚が鈍くなっていることがあり、今回紹介するようなワークを日常的に取り入れると、鈍くなった感覚も蘇ってくると言われています。

 

また指先から経絡(東洋医学的観点)が顔面から胸の方にかけてつながっていることから、肩の痛みやコリ、首の動きやすさを作る前提としても手や指のコンディショニングは効果が期待できます。

過度な使用や偏った使い方をしていると特定の指や手首が硬くなるので、どこに負担がかかっているか確認するようにチェックしながら実施するとより効果的です。

 

 

方法≫

親指から順番に爪の付け根を挟むようにつまみます。

軽くほぐすように、一本一本丁寧にねじっていきます。

③時計回り、反時計回りに同じように動かします。

 

 

ポイント☆ 

指の硬さを一本一本確認しながら、硬い指はゆっくり時間をかけて、指の付け根や手首の方まで動くように意識すると効果的です。

指からつながる経絡は、肩や胸、首から顔面にかけても関係が深いため、ほぐされている方ではなく、ほぐしている方の手は最小限の力で実施するようにし、肩や首に余計な力が入っていないように留意しましょう。

 

以下は利用者様の実際の動画です。

 

 

 

次回は、

「指はじき」をご紹介したいと思います。

 

スライド2

さんごのおうち機能訓練型デイサービスでのトレーニング・セルフケアのご紹介 No.5 「足裏ほぐし」

こんにちは。機能訓練士の高橋応文(たかはしまさふみ)です。

当施設で利用者様にセルフケアとして行っていただいているコンディショニング方法を以前より紹介していますが、今回で5回目となります。

今回ご紹介させて頂くことは

 

N0.5 「足裏ほぐし」です。2017.6.23

 

 

方法≫

足裏の中心を指先で押さえます。

押さえた状態で指をグーパーとゆっくり動かしていきます。

 

ポイント☆ 

足裏の押さえるポイントは徐々にずらしながら行うとより効果的です。

 

以下は利用者様の実際の動画です。

 

 

次回は、

手指の運動をご紹介したいと思います。

 

スライド1

さんごのおうち機能訓練型デイサービスでのトレーニング・セルフケアのご紹介 No.4 「足指ほぐし&足指はじき」

こんにちは。機能訓練士の高橋応文(たかはしまさふみ)です。

当施設で利用者様にセルフケアとして行っていただいているコンディショニング方法を以前より紹介していますが、今回で4回目となります。

今回ご紹介させて頂くことは

 

N0.4 「足指ほぐし&足指ははじき」です。2017.6.16

 

前回でもお伝えしたように、足指は足裏のアーチ形成の為に大きな役割を担っており、クッション作用だけではなく、バランス機能にも大きく関係しています。このようなコンディショニングを日々取り入れることで、バランス機能の維持改善に期待が出来ます。

 

≪方法≫

①親指から順番に爪の付け根をつかみ、指をねじります。

②指を一本一本反らして曲げます。

③反らした後ではじくようにすると、より効果的です。

 

☆ポイント☆ 

指の硬さを一本一本確認しながら、硬い指はゆっくり時間をかけて、痛みがない範囲で実施するとより効果的です。

 

 

以下は利用者様の実際の動画です。

 

 

 

 

次回は、

「足裏ほぐし/その1」

をご紹介したいと思います。

 

PNG 足首&足指ほぐし/その2-2

さんごのおうち機能訓練型デイサービスでのトレーニング・セルフケアのご紹介 No.3 「足首足指ほぐし/その2」

さんごのおうち機能訓練型デイサービスで機能訓練士をしています、理学療法士の高橋応文(たかはし まさふみ)です。

 

当施設では、利用者様に対して、当施設でのトレーニングやリハビリを個別に行っています。しかし、諸事情により週2~3回しか当施設に通うことが出来ない方が大半で、その中の多くの方が、「家で出来ること(※トレーニング・セルフケア等)ないですか?」という質問をされます。

実際にご指導させて頂いても、その方に合わなかったり、効果がしっかりでないこともあり、様々な種類のトレーニングやケアを試してみる場合も多くあります。

その為、実際に当施設でお伝えしているトレーニングやセルフケアで効果のあった事を、定期的にホームページにアップしていきたいと思います。

 

また、当施設をご利用されていない方で、「トレーニングをしっかり行っているのに、いまいち効果が出ない」と悩んでおられる方はいらっしゃると思います。そのように感じている方でも、簡単に出来ることもたくさん掲載したいと思いますので、定期的にチェックして実際に試してみて下さい。

 

 

 

今回ご紹介させて頂くことは

 

N0.3 「足首足指ほぐし/その2」です。2017.6.9

☆足指は、機能的には足裏のアーチを形成するのに重要な要素としても役割を担っています。アーチの役割としては主に足底からの衝撃のクッション作用です。これにより、各関節への衝撃が緩和されるのです。足裏が疲れやすい人は、もしかしたら足部の各関節が固くなってアーチが低下している可能性があります。

アーチ形成のための一般的な運動療法としてはタオルギャザーなどの運動を行いますが、それらの運動は指の曲げ伸ばし動作は可能です。しかし実際の歩行動作を見ると前後方向だけの運動ではなく、内外への捻じれ動作も含まれているため、タオルギャザーなどだけでは不十分なことがあります。そこで今回ご紹介させて頂く「足首足指ほぐし/その2」が重要になってきます。

足裏アーチに重要な関節をほぐすことが出来ます。足裏が疲れやすい人は固くなっているので丁寧に実施しましょう。

 

 

≪方法≫

①踵が動かないように固定します。

②指をかませたまま足先を捻るように各5回動かします。

 

☆ポイント☆ 

足の後ろと前が捻れるように内にも外にも捻ると効果的です。

 

 

こちらは利用者様に実際に行ってもらっている様子です。

 

次回は、

「足指ほぐし&足指はじき」

をご紹介したいと思います。

PNG 足首&足指ほぐし/その1-2

さんごのおうち機能訓練型デイサービスでのトレーニング・セルフケアのご紹介 No.2 「足首足指ほぐし/その1」

さんごのおうち機能訓練型デイサービスで機能訓練士をしています、理学療法士の高橋応文(たかはし まさふみ)です。

 

当施設では、利用者様に対して、当施設でのトレーニングやリハビリを個別に行っています。しかし、諸事情により週2~3回しか当施設に通うことが出来ない方が大半で、その中の多くの方が、「家で出来ること(※トレーニング・セルフケア等)ないですか?」という質問をされます。

実際にご指導させて頂いても、その方に合わなかったり、効果がしっかりでないこともあり、様々な種類のトレーニングやケアを試してみる場合も多くあります。

その為、実際に当施設でお伝えしているトレーニングやセルフケアで効果のあった事を、定期的にホームページにアップしていきたいと思います。

 

また、当施設をご利用されていない方で、「トレーニングをしっかり行っているのに、いまいち効果が出ない」と悩んでおられる方はいらっしゃると思います。そのように感じている方でも、簡単に出来ることもたくさん掲載したいと思いますので、定期的にチェックして実際に試してみて下さい。

 

 

今回ご紹介させて頂くことは

 

N0.2 「足首足指ほぐし/その1」です。2017.6.5

 

☆足指は、機能的にはバランス機能の要素として大きな役割を担っています。例えば片足立ちが出来ない方、ふらつきを感じる方などはもしかしたら足指が硬く、適切に機能していない場合があります。一般的な治療としてはタオルギャザーなどの運動を行いますが、それらの運動は指の曲げ伸ばし動作が可能ですが、指を広げる動作は難しいことがあります。そこで今回ご紹介させて頂く「足首足指ほぐし/その1」が重要になってきます。

また、足底の筋・腱が硬くなることで発生する足底筋膜炎などの予防に対しても、今回のケア方法は効果が期待できます。

 

≪方法≫

①足の指と手の指をかませるように握手します。

②その状態で足首をぐるぐると内、外回しを5回ずつ動かします。

 

☆ポイント☆

一通り終われば指を絡ませる位置をずらして再度行うとより効果的です。指が絡みにくい場合は足指が硬くなっているので丁寧に実施しましょう。

 

 

下図は、利用者様の様子です。

 

 

 

 

次回は、

「足首&足指ほぐし/その2」

をご紹介したいと思います。

PNG かかとほぐし 2

さんごのおうち機能訓練型デイサービスでのトレーニング・セルフケアのご紹介 No.1 「かかとほぐし」

さんごのおうち機能訓練型デイサービスで機能訓練士をしています、理学療法士の青野真一(あおの  しんいち)です。

 

当施設では、利用者様に対して、当施設でのトレーニングやリハビリを個別に行っています。しかし、諸事情により週2~3回しか当施設に通うことが出来ない方が大半で、その中の多くの方が、「家で出来ること(※トレーニング・セルフケア等)ないですか?」という質問をされます。

実際にご指導させて頂いても、その方に合わなかったり、効果がしっかりでないこともあり、様々な種類のトレーニングやケアを試してみる場合も多くあります。

その為、実際に当施設でお伝えしているトレーニングやセルフケアで効果のあった事を、定期的にホームページにアップしていきたいと思います。

 

また、当施設をご利用されていない方で、「トレーニングをしっかり行っているのに、いまいち効果が出ない」と悩んでおられる方はいらっしゃると思います。そのように感じている方でも、簡単に出来ることもたくさん掲載したいと思いますので、定期的にチェックして実際に試してみて下さい。

 

 

 

今回ご紹介させて頂くことは

 

N0.1 「かかとほぐし」です。2017.5.25

 

☆かかとは、二足歩行を安定することが出来る為、非常に重要な骨のひとつと言えます。また、かかとの皮膚は、全身の中で最も固く、体重を支えるクッションの役目をしているようです。

 

つまり、かかとがうまく活用できていない場合、歩行の安定性の低下や、体重を上手く支えられなくなることが考えられます。

 

歩行状態改善のためには、歩行訓練や、筋力トレーニング、またバランストレーニングを行うことが一般的かと思われます。

 

しかし、上記の様なトレーニングを行てもなかなか改善しない場合、この「かかとほぐし」を行ってみるのも良いかもしれません。

 

さんごのおうちでは、施設でのトレーニングに加えて、自宅で以下のような方法で、「かかとほぐし」を行うようおススメしています。

 

 

 

≪方法≫

①くるぶしを内外側から固定します。

②かかとを軽く圧迫しながら5回、かかとを回すように動かします。

③時計回り・反時計回りに同じように動かします。

 

☆ポイント☆ 

少し足首の中心に向けてかかとから圧を加えると効果的です。

 

下図は、利用者様の様子です。

「かかとほぐし」を行ったあと、スタッフが「歩いた感じはどうですか?」と質問してみたところ、「だいぶえーなー。足がしっかりついとる感じがするわ」とおっしゃっていました。

 

次回は、

「足首&足指ほぐし/その1」

をご紹介したいと思います。